先日断捨離をしてきた中で懐かしいアルバムや写真が出てきたんですよ。見るのも恥ずかしい幼いころの自分、友人、若いころの両親 子供ののころに見た風景 めっちゃ懐かしい~ あの頃は良かった(遠い目) かけがえのない思い出です。
さてこの写真もちろん捨てるのも抵抗あるし、そのまままた仕舞いこんじゃうと次いつ見るのかな。そんなんタイムカプセルか! 否!せっかく現代に生きているんだ!今の技術を使ってこれらの写真をスマホやパソコンで楽しもうじゃないか!そんな思いつきで今日は古い写真のデジタル化を試みた記事です! 作業もきっと楽しいよお~(ほんとかな?)
プリントされた写真をデジタル化するための方法
プリントされた写真をデジタル化するにはいくつか方法がありますが、スキャナーで取り込むやり方が一般的かと思います。
スキャナーといっても本格的なものからスマホのカメラ機能を使って手軽にスキャンできるものまであってピンキリなところではありますが、例えばチェキなどを使っていてこの先も印刷された写真をスキャンする機会があったり、書類をスキャンするのだという方以外はあまりスキャナーを買ってまでというのはおすすめしないです。
またフィルムのみ残っているというであればフィルムスキャナー機能付きのスキャナーを選択してもいいですが、枚数にもよりますが、機材を買うなら費用を考えてもお店など外部に委託するサービスもを利用した方が確実かもしれません。有名どころではカメラのキタムラさんなどでやっていますね。
ただしプリンターを使うご家庭であればスキャン機能がついた複合プリンターにしてもいいかもしれませんね。
個人的に一番のお薦めは写真をデジカメを使ってRAWデータで残ること
上で書いたように写真のデジタル化は外部委託するかスキャナーを使えば安心確実!そしてお手軽なのは間違いありません。しかし私はお金を節約したかったのとフィルムやスキャナーを持っていなかったものの、断捨離中にあえてモノを買うという事に抵抗がありました。また外部委託は何千枚もあるようならまらなだしもたかが数十枚 しかもいつまでに終わらせないといけないといった期限もありません。ここはあえてひと手間 ふた手間かけ、デジカメを使ってRAWデータで残すことにチャレンジしてみました!
RAWデータで取り込む理由
上でも補足しましたが、RAWデータとは圧縮される前のデータであるため、情報量が多いのです。このため写真をトリミング(切り抜き)したときにも画質の劣化が抑えられたり、色や明るさについても細かな調整が行いやすい点が最大のメリットです。ただしその分ファイルのサイズは大きくなりますけどね。(Jpegでも調整はできますが、データの量がRAWと比較して少ないため、調整幅が少なく画質が劣化しやすいのです)
RAWデータで取り込んで写真を補正した結果
ということで実際に取り込んで補正してみた結果を何枚か例としてご紹介します。
これは私が子供のころに上野駅で急行列車を撮影したものです。今では差別用語として使われませんが、わかりやすくするために表現しますと、いわゆるバカチョンカメラで撮影したもので、明らかに暗い写真でしたがでしたが全般的に明るくするこができました。またこれはデジカメで撮影するときに失敗したのですが、傾きも補正しています。今は亡き車両が思い出の中に鮮やかによみがえります。 つづいての写真は
Before After
私が住んでいた団地ですが、当時雪が珍しくてあちこち写真を撮りに行った記憶があります。こちらも暗めだったので明るく補正して、明瞭度を上げました。また空にゴミやら傷が目立ったので目立つものを消しています。空の青みは、好みで入れてます。
Before After
これは両親が若いころ 私が生まれる前の写真ですね。色あせを補正して明瞭度をあげています。着物の赤が鮮やかになりました。また上の写真だと伝わりにくいので拡大しますが、服の柄や素材感 手の皺もより明瞭になりました。
Before After
いかがでしょうか もちろん最新のカメラで撮影したようにはなりませんが、ちょっと手間をかけるとだいぶ違うと思いませんか?
これらの写真はどのように撮影したのかご紹介
まず前提として上で書いたようにカメラはRAWデータで保存できる機種でで撮影できることを推奨していますが、このためにカメラ買うの?なんて方はとりあえず今のカメラやスマホで撮影してみてください なんでもモノは試しですよ。
準備するもの
- カメラ スマホ(できればRAWデータで撮影できるもの)
- 写真を置く台紙(あれば)
- ケーブルレリーズ リモコンシャッターなど(あれば)
- 三脚(あると楽で、できればポールが寝かせられたら尚可)
- 照明 フラッシュ(あれば)
- マスキングテープ ペンなど
撮影手順
具体的には以下のような手順で撮影しました。
写真をサイズ別にわける
なるべく画質良くするために写真は画面一杯に写したいですよね。そうすると写真のサ大きさが異なると当然カメラの位置やレンズの焦点距離を変えなければいけません。なのでその調整の回数を少なくするために同じサイズの写真をまとめて撮影できるようにあらかじめ分けておくという訳です。
三脚がある人は三脚をカメラにセット
三脚がある人はカメラをセットします。三脚を使う理由は単純に楽だからと手振れの防止です。また三脚で撮影する場合、可能であればオートフォーカスよりマニュアルフォーカスでピントを合わせた方が確実です。被写体とカメラの距離は変わりませんから一度ピントを合わせたらそこで固定してしまえば撮影のたびにフォーカスを合わやその確認が不要になります。
なお私は床に写真を置いて撮影しましたが、その場合は下のように三脚のポールを寝かせられるタイプがいいですね。
台紙に写真を置く位置をマーキング
写真を置く台紙が用意してあればその上に写真を乗せ、カメラの映り具合を確認しながら位置を決め、そこをマーキングします。僕は養生テープを使いました
こうしておけばあとは写真を撮ったら差し替えるだけです。ただしサイズが違う写真は別にやらないといけないのが玉に瑕 でも一枚一枚覗きながらやるよりは楽ですよ。
ちなみに僕は床に写真を置いて下のような感じで撮影しました。
卓上で撮影する場合下のようになりますかね(イメージで撮影したので位置は適当です)
さらに言うとカメラの液晶モニターは可動式が楽です。またケーブルリレーズやリモコンでシャッターを切ればカメラのシャッターボタンを触らず済むのでぶれる可能性も減りますし、撮影が楽です。卓上用ミニ三脚はあると便利なのでお持ちでない場合買っておいてもいいかもしれません。
ちなみに三脚はあくまでカメラを固定するためです。他に台などで固定できればそれでも結構です。そうしないと毎回カメラを構えて位置とピントを合わせてといった作業が発生するのでひたすら時間がかかります。
撮影する
ここまでセットしまえば一枚づつ写真をマーキングの場所においてシャッターを切る そして写真を入れ替えてまたシャッターを切る これを繰り返すだけです。イチイチ位置合わせをしたり、ピントを合わせる必要もありません。
写真の編集はどうするのか
RAWで撮影した写真は画像編集ソフトで上のように調整してJpegに出力します。上の写真は調整の参考例です。正解はありませんので自分の好みに調整して仕上げてください。上でも書きましたが、色や明るさの調整のみならず余計なものをカットしたりできます。カラー写真をあえてセピア調に仕上げるのもいいですね。
実は写真をスキャンして取り込んで補正してくれる業者さんもいるのですが、やはり色や明るさとかを自分の好みに仕上げるのは他人にオーダーするより自分でやった方が確実なのです。色の世界も奥深くてしっかり色管理していないとモニターによって色合いが違うということは当たり前にありますからね。
画像編集ソフトもカメラを買えばだいたいソフトは付属してきますし、PhotoShopも確かに高いイメージですが、今はサブスクとなりましたので1、2か月で終わらせてあとは解約してしまえばそこまで高くありません。フォトプランなら月額980円です。スキャナーよりも委託業者よりもお安いと思います。
まとめ 写真を配りまくれ!
さあ、写真の編集が終わればあとはシェアしましょう!一人で見てニヤニヤするもよしですがサプライズで友人に送ると盛り上がりますよ~ あるいは両親に送ってもきっと喜ばれるはずです!
スマホに取り込んで待ち受けにしてみたりいろいろデコってみるのも面白いかもしれませんね。
というわけで今回の記事はいかがでしたでしょうか 参考になった 面白かったというのではれば私としても大変うれしいです。ご質問などありましたらお寄せくださいね。わかる範囲でお答えします。お忙しいところ最後までお読みいただきありがとうございました。
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